FaSTARでは、時間積分をLU-SGS陰解法によりおこないます。LU-SGSでは、以下の解析モードが選択可能です。

定常解析モード
CFL固定もしくは時間刻み固定で進行します。local time steppingで収束加速が狙えますが、計算が不安定な場合はglobal time steppingによる進行も可能です。
非定常解析モード
疑似時間進行法により、時間二次精度の積分を実行します。時間進行は時間刻み固定のglobal time steppingが設定されます。疑似時間進行はCFL/時間刻み固定×local/global time steppingの組み合わせ(原理上一部制限あり)になります。

さらに、これらのモードに対して低速用前処理を適用することができます。

また、Multigrid(FAS), Krylov method(GMRES)を適用することで収束加速が期待できます。